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15回目を迎える晩夏恒例の野外写真展『小樽・鉄路・写真展』に、ウリュウは今年も出展いたします。

2000年にスタートした『鉄路展』は、北海道最古・我が国三番目の歴史を持つ鉄道、旧手宮線(1880年開業・1985年廃止)の跡地を舞台に毎年8月最終週からの二週間にわたって開催されてきました。
港と山からの風、過去と現在の空気が交わり合う小樽の街中に横たわる廃線跡は遊歩道として再整備が進んでおり、本展の会場エリアも2013年に改修されましたが(同年は開催を中止し、2014年に復活しました)、往時の雰囲気は夏草の中に埋もれるレールや沿線の壁などに色濃く残っています。
その空間が、今年も2週間、約30名による500点以上の写真で埋め尽くされます。レールが残る廃線跡の空間にパネルを立て、展示方法に工夫を凝らしつつ、夜間も照明を設置して24時間展示を行います。
時間ごとに大きく雰囲気を変える野外ならではの展示は、訪れる時間や気候毎に刻々と姿を変えていきます。二週間の会期の間にはその佇まいも変わっていくかもしれません。

僕も2001年以来連続出展をしてきました。小樽の空の下に、今年も小樽の片隅で撮った光景を持って帰ります。
世界でもおそらくここにしかないであろう、毎年廃線跡で2週間に渡り写真を展示する写真展。毎年ご来場いただいている方も、まだ訪れたことのない方も、写真と街と人が出会い向き合う唯一無二の空間をご体感ください。

■2015 小樽・鉄路・写真展
会期……2015年8月31日(月)〜9月13日(日) 24時間屋外展示(最終日は17時まで) 観覧無料
会場……旧手宮線跡地
小樽市色内2丁目10 小樽市民センター(マリンホール)裏手
●JR小樽駅から中央通(正面の通り)を運河方向へ徒歩7分 踏切跡の脇が入口です
【オフィシャルサイト】>> http://www.tetsuroten.org/
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