11月3日(木・祝)から13日(日)まで、札幌・市電西線沿いの「トラムニストギャラリー」にて、京都と札幌の写真作家二人=逢坂憲吾(おおさか・けんご)さんと私ウリュウ ユウキによる作品展『そこから なにが みえますか』を開催します。
一昨年に京都で開催した二人展の札幌展です。

札幌では初めての展示となる逢坂さんは京都の社寺や文化財を数多く記録撮影し、書籍等に数々の作品が掲載されている作家です。10年近く取り組まれているシリーズ「枯花」は、万物の生きる根源としての水分を徐々に失いつつも凛としてそこにある花から、私たちの想像の少し向こうを望み見るような雰囲気を湛えています。余白の美しさも、作品を大きく特徴づけているといえましょう。
そして、札幌を拠点にして20年目を迎えたウリュウ ユウキは、2012年から継続しているシリーズ「轍 -Layered Winter-」の幅をより拡げて昨年から制作している「春になれば全ては消えてしまうのに」を展示します。今年もまもなく降り来る雪。時に都市が機能しなくなるほどの存在であり、でも、雪こそが札幌を札幌たらしめている…… 愛憎すべてを包み込む、都市に降り積もる雪の姿から見えてくるものを共有する作品です。

10年を超える盟友同士で企画する本展は、お互いの拠点の街、そして東京での展示を計画しています。京都では2020年10月に開催し、たくさんの方にご高覧いただいたこの二人展を、この度札幌でも開催いたします。
「そこから なにが みえますか」というタイトルには、私ではない他者、ここではない場所、今ではない時間、そしてかたちあるものの来し方行く末…への想像の場となれば、という思いを込めています。
皆さまにお会いできることを楽しみにしております。

■ウリュウ ユウキ・逢坂憲吾 写真二人展『そこから なにが みえますか』
会期……2022年11月3日(木・祝)〜13日(日) 11:00~18:00 会期中休廊日無(通常は月曜日休廊ですが、本展は月曜日も開廊します)
会場……トラムニストギャラリー
札幌市中央区南5条西15丁目2-5 トラムニストビル2階
市電 西線6条電停[SC05]より徒歩1分 / 地下鉄東西線 西18丁目駅[T07]より徒歩12分
*11月3日(木・祝)・5日(土)・13日(日)は、市電が終日乗車料金無料で運行されます
駐車場はございません/自転車・二輪車は建物脇にお停めになれます
階段の昇降にお困りの場合は在廊の作家/スタッフにお申し付けください
http://www.akasaka-atelier.com/tramnist/
https://www.instagram.com/tramnist_bld/

入場無料(作品および作品集も販売します)
*ウリュウ・逢坂両名が会期中交代で在廊の予定です(一部日時除く)
*ご来場時にはご自身の体調管理および検温、手指の消毒、マスクの着用にご協力をお願いいたします
*会場スペースおよび管理上、贈花などはご遠慮いただいております。差し入れ等もどうぞお構いなくお越しくださいませ。

(本展示は「公益財団法人北海道文化財団 文化芸術活動継続支援事業」の採択事業、および「札幌市文化芸術活動再開支援金」の活用事業です)

#そこからなにがみえますか

[Summary] Two-artists exhibition “What can you see from there?” by Yuuki URYU and Kengo OSAKA
[Date] Thu/Holiday.3 Nov.- Sun.13 Nov. 2022 / 11:00-18:00 / Open in everyday during this exhibition period.
[Admission] Free *On sale our works and booklet.
[Venue] Tramnist Gallery
2-5, South 5 West 15, Chuo Ward, City of Sapporo, Hokkaido
by Streetcar: from Nishisen roku-jo Stop[SC05], then walking about 1min.
by Subway Tozai Line: from Nishi juhatchome Station[T07], then walking about 12mins.

*This exhibition has greatful supported by “Hokkaido Arts Foundation’s Cultural and artistic activity continuation support project” and “City of Sapporo’s Support fund for re-start cultural and artistic activities”.

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