小品やポストカード、CDなどの作品を集め、好きな作品をぜひお家に連れて行って欲しい…そんなコンセプトの小品展のための作品。

全点をiPhoneで撮影し、これまでに自身のTwitterにてつぶやいてきたものからセレクトし、CDケースに納めた。
[ver.Silence]は日常の中でスッと一瞬音が消えるかのような光景に出会ったその瞬間を捉えたシリーズ。[ver.Our Days]は無口で寡黙な、でも時に饒舌に語りかけてくる”そこにある日々”を集めたもの。[ver.Journey]はずっとシリーズとして撮り続けている”鉄道やバスが日常の中にある光景”の写真。
ケースを使い、入れ替えてそのまま飾れる他、裏面をメッセージカードなどに使っていただくこともできる。
僕が音楽好きというのもあり、今回の『small works』…持ち帰れる作品で展覧会をしたいというお話をいただいて真っ先に思い浮かんだのが、CDショップに並ぶCDのジャケットだった。
ジャケ買いという言葉もあるくらい、CDのジャケット、アートワークの写真やデザインはそのアーティストや楽曲のイメージとつながっている。僕もいつもこのジャケットは誰が撮影/デザインしたんだろう、紙質は、印刷加工は…ということまでも気になってしまう。
おっ、イイネ!と手に取って、そしてお部屋に飾っていただくという気軽さと、写真が持つ一瞬の記録…まさに”なう”を写し止める力を感じていただければというメッセージをCDケースに詰め込んでかたちにした。

  • | 2011/02/18-28 | CAI02(札幌) |
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