昨年は8月の『フィルムの街 小樽』、10月の『まちの記憶−手宮線がつないだもの−』(いずれも小樽・運河プラザ)、そして11月には三回目の富士フイルムフォトサロン・札幌での展示を行い、この2月には美唄市の『美唄雪んこまつり』にて美唄編の展示をさせて頂くなど精力的に活動する『フィルム一本勝負』メンバー。
昨年は会場の関係で11月に開催しましたが、今年も恒例、4年目となる『一本勝負』の写真展本展を開催することとなりました!


『フィルム一本勝負』とは、フィルムで撮る写真の面白さと奥深さを、同じ時間と同じ場所で共有する撮影会として有志で5年前の冬から展開しているものです。僕のブログでもおなじみ、この”一本勝負”のレギュラーメンバーによる写真展も、早いもので4年目を迎えました。
あらためて説明しますと、同じ街にカメラを持って集まり、一本のフイルムと一本のレンズだけを使って、あらかじめ決められた時間とエリアの制限いっぱいに撮り歩きます。
もちろんデジカメと違って撮り直しは利かず、撮れるのは36枚だけ。撮影後は近くの写真屋さんで即現像し、いっさいのセレクト・順番の入れ替えなしに、終了後の宴会で撮ったすべての写真をそのまま全員で回し見。同じ楽しい時を共にしながらの、だけどどこまでも真剣な、眼に映るものと、己との勝負……それが、『フイルム一本勝負』です。
今年も7人のメンバー(乾 英男さん・入井 直樹さん・上原 稔さん・佐藤 元彦さん・照井 かおりさん・山本 千尋さん・ウリュウ ユウキ)が、この展示のために一本勝負発祥の地にして”聖地”である小樽の中でも普段着の姿が色濃く息づく南小樽〜奥沢界隈を縦横無尽に撮りまくりました。この他にも、この一年の”勝負”の記録をご覧いただくコーナーもございます。
写真の楽しさ、そして、写真で残していくことの大切さを、震災以降、僕たちも改めて感じています。
僕たちは小樽が大好きです。愛しい光景を、今年も大事に切り取りました。
フィルムだから撮れる写真の奥深さを、今年もぜひ感じてください。
ぜひ、ごゆっくりお楽しみいただければ幸いです。
■『フィルム一本勝負2011 −路地裏の七人−』
会期……2011年6月10日(金)〜15日(水) 10:00~19:00 観覧無料
会場……富士フイルムフォトサロン・札幌
札幌市中央区大通西6丁目 富士フイルム札幌ビル1階
電話……011-241-7366 http://fujifilm.jp/photosalon/
●地下鉄大通駅1番出口(昭和ビル)から徒歩1分
フィルム一本勝負 公式ブログ >> http://filmippon.exblog.jp/

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