僕が一昨年11月に個展『旅をするフィルム』を開催させていただき、昨年・今年と『フイルム一本勝負』展でもお世話になった、『富士フイルムフォトサロン・札幌』さん。
北海道・札幌の写真文化の拠点であり、写真表現を志す者の目標であり、また共に写真を愛する人の交流の場でもあるこの空間が、富士フイルムさんの経営方針により、来年3月末をもって閉鎖されることが7月に発表されました。
すでに残念ながら決定してしまっている『札幌市写真ライブラリー』さんの今年度での閉館とともに、富士フイルムフォトサロンさんまでもが閉鎖されることとなると、185万人の人口を持つ札幌から、写真専門の大規模な常設ギャラリーが姿を消してしまいます
写真で都市建設の歴史が克明に記録されてきた希有な大都市であるここ札幌は、写真文化のまちでもあります。その拠点を何としても守りたいという写真人の想いを、写真を愛してくださる皆さまの想いとともに声にしたいと思い、この度署名活動がスタートしました。
この活動は道内写真家によるNPO『北海道を発信する写真家ネットワーク』が窓口となり、実施しています。
ぜひ以下の趣意をご一読いただき、そして署名へのご協力を通して、ここ札幌の街から写真と常に向かい合える場、作品発表のフィールド、そして写真を好きな人々のつながりの場をなくさないために、ぜひ皆さまのお力添えをお願い申し上げます。
なお、締め切りは今月27日(木)の事務局到着分までとなります。


富士フイルムフォトサロン札幌の存続を願う署名運動についてのお知らせ
各位 様
 既にご承知と存じますが、北海道の写真文化の高揚と啓蒙に寄与し、プロ・アマ問わず多くの写真家の作品発表の場として利用されて来た富士フイルムフォトサロン札幌が、2010年3月を以て閉館となる事が伝えられています。
 デジタル写真の隆盛は銀塩写真の衰退とフィルム産業の斜陽を招き、富士フイルム株式会社も、写真事業の縮小を余儀なくされていることは否めません。
 しかし、全国の富士フイルムフォトサロンが今日の日本の写真界の成長と発展に大きく貢献して来たことに間違いはありません。
 とりわけ富士フイルムフォトサロン札幌は、我々北海道で写真と関わる者たちの最後の砦のような場所であり、今後も写真の魅力・力・光を発信し続ける場所であってほしいと存続を強く希望します。
 付きましては、富士フイルムフォトサロン札幌の存続を願う署名運動を道内一円に広め、我々の想いを富士フイルム株式会社へ伝えたいと思います。
 この署名運動の目的は、賛同する写真団体・サークル名を募る事ではなく、富士フイルムフォトサロン札幌の存続を願う個々の写真愛好者の声を募り、その願いを署名と言う形で富士フイルム株式会社へ直接伝える事です。署名には個人情報が含まれるため、呼びかけと中継を当NPO(特定非営利活動)法人「北海道を発信する写真家ネットワーク」が担当させていただきます。署名運動以外の目的で個人情報を利用する事は致しません。
 署名のための共通の書式(フォーマット)はhttp://www.k2.dion.ne.jp/~asano/action/09/fuji.docからダウンロードしていただくことが可能です。
賛同していただく団体・サークル等へは代表者を通じて配信させていただき、まとめて返信していただく事も可能です。
ご署名いただきました後は恐縮ですが当NPO事務局あてにご送付いただくか、FAXにて送信の程お願いいたします。
 それでは、富士フイルムフォトサロン札幌の存続を願う、1人でも多くの皆さんの署名をお願い致します。
 2009,7/30 
NPO法人「北海道を発信する写真家ネットワーク」
理事長 岡本洋典
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お問い合わせ先
NPO法人北海道を発信する写真家ネットワーク専務理事 事務局長 浅野久男
〒060-0807
札幌市北区北7条西1丁目1-2 SE山京ビル (株)データクラフト 内
Tel: 080-3238-9840 Fax: 011-707-4137
E-mail: info@northfinder.jp
URL : http://www.northfinder.jp/
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【署名フォーマット】
>> http://www.k2.dion.ne.jp/~asano/action/09/fuji.doc
【署名の方法など、詳細はこちらにも掲載されています】
>> http://northfinder.jp/activities/post_59.html

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