今年で活動5年目を迎えた『フィルム一本勝負』
39回の”勝負”のうちのおよそ三分の二を開催してきた小樽で、昨年7月の運河プラザ一番庫での展示に続き、この度初めてのフルバージョンでの展覧会を、同じく運河プラザ内の一番大きなスペース・三番庫にて開催できることとなりました!


『フィルム一本勝負』とは、フィルムで撮る写真の面白さと奥深さを、同じ時間と同じ場所で共有する撮影会として有志で5年前の冬から展開しているものです。
あらためて説明しますと、同じ街にカメラを持って集まり、一本のフイルムと一本のレンズだけを使って、あらかじめ決められた時間とエリアの制限いっぱいに撮り歩きます。
もちろんデジカメと違って撮り直しは利かず、撮れるのは36枚だけ。撮影後は近くの写真屋さんで即現像し、いっさいのセレクト・順番の入れ替えなしに、終了後の宴会で撮ったすべての写真をそのまま全員で回し見。同じ楽しい時を共にしながらの、だけどどこまでも真剣な、眼に映るものと、己との勝負……それが、『フィルム一本勝負』です。
昨夏の運河プラザでの展示では選りすぐりの作品を展示しましたが、今回は毎年札幌にて開催しているのと同じ、フィルム一本分・36枚全点(2Lサイズ)+その中からの各メンバー自選の4点(四切ワイド)を展示します。もちろん今回のための撮り下ろしです!
それ以外にもこれまでの”名勝負”のセレクトの数々や一本勝負展として初めての試みも盛り込み、私たち6人のメンバー(乾 英男さん・入井 直樹さん・上原 稔さん・佐藤 元彦さん・山本 千尋さん・ウリュウ ユウキ)が心から愛する小樽の街のさまざまな表情を、深みのあるフィルムの写真でご覧いただこうと思います。
まだまだ、撮りたいものがある。まだまだ、歩きたい路地がある。
どれだけ撮っても撮り足りない魅力に満ちた小樽は、まさに「フィルムの街」。
たくさんの皆さまに、そんな小樽の小さくとも輝く魅力を感じていただければ幸いです。
■写真展『フィルム一本勝負@フィルムの街 小樽』
【会期】2011年10月27日(木)〜30日(日) 9:00〜18:00
【会場】小樽・運河プラザ(小樽市色内2-1-20 運河通・中央通角)三番庫 観覧無料
【出展者】乾 英男・入井直樹・上原 稔・ウリュウ ユウキ・佐藤元彦・山本千尋(五十音順・敬称略)
【主催】社団法人小樽観光協会
【後援】富士フイルム株式会社・株式会社小樽写真販売・北旺写真株式会社
【お問い合わせ】電話 0134-33-2510 info2007(atmark)otaru.gr.jp
フィルム一本勝負 公式ブログ >> http://filmippon.exblog.jp/
*本展は、小樽・空知(岩見沢・三笠)・室蘭を中心に連続開催されているプロジェクト『炭鉄港2011−北の近代三都物語』の一環として、近代北海道の歴史を掘り起こす数多くのイベント・展覧会のひとつとして開催いたします。
『炭鉄港2011−北の近代三都物語』公式サイト >> http://www.3city.soratan.com/

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