8月20日〜22日に参加・開催しました『フィルムの街 小樽』に続き、再び小樽・運河プラザさんで作品を展示することになりました。
今回は8月から小樽・空知(岩見沢・三笠)・室蘭を中心に連続開催されているプロジェクト『北の近代三都物語』の一環として、幌内鉄道(→旧国鉄手宮線は、この一部にあたります)開通130周年を期に、近代北海道の歴史を掘り起こす数多くのイベント・展覧会のひとつとして、作品を展示いたします。


小樽市の手宮から札幌までの鉄道が開通したのは1880年(明治13年)、今からちょうど130年前のこと。本道で最初の汽笛は、この街・小樽に響き渡りました。
やがて空知の産炭地へ、そして全道へとつながったレール。近代化する日本を動かした石炭はこの線路を通り、手宮の高架式桟橋から船に積まれ、全国へ出荷されました。
この国のエネルギーと、そして開拓の情熱を抱いた人々を運び続け、1985年(昭和60年)にその歴史に幕を閉じた手宮線(南小樽−手宮間)。しかし今も、そのレールはほぼすべての区間で残り、静かにこの街の背骨として存在し続けています。
小樽の街を形作った一本のレールがつないだもの。それは、近代北海道の歴史そのものではないでしょうか。
この写真展は小樽を中心に、手宮線〜幌内鉄道がつないできたものの現在の姿を通して、2010年の今に続く近代北海道の歴史に光を当てようとするものです。
小樽の街の昔と今を、それぞれの視点で撮り続けてきた7人が集い、迫力ある展示をお見せいたします。
10月2日(土)・3日(日)、二日間の短い開催ですが、ぜひ足をお運びください。
■写真展『まちの記憶−手宮線がつないだもの−』
【会期】10/2(土)・3(日) 9〜18時 小樽・運河プラザ(小樽市色内2-1-20 運河通・中央通角)
【出展者】乾 英男・入井直樹・上原 稔・ウリュウ ユウキ・佐藤元彦・照井かおり・山本千尋(五十音順・敬称略)
【主催】社団法人 小樽観光協会
【お問い合わせ】電話 0134-33-2510 info2007(atmark)otaru.gr.jp
【開催情報】
>> http://www.otaru.gr.jp/ (小樽観光協会Webサイト)
>> http://www.3city.soratan.com/ (「北の近代三都物語」公式サイト)

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